キューバ、ベネズエラ産原油途絶で危機深刻化 トランプ氏圧力強化で
トランプ米大統領がキューバへのベネズエラ産原油の供給を遮断すると明言したことを受け、キューバ国民はその影響に備え始めている。写真はキューバのハバナ、11日撮影(2026年 ロイター/Norlys Perez)
Dave Sherwood Marianna Parraga
[ハバナ/ヒューストン 13日 ロイター] - トランプ米大統領がキューバへのベネズエラ産原油の供給を遮断すると明言したことを受け、キューバ国民はその影響に備え始めている。停電や物資不足で既に混乱に陥っている同国にとって、事態はますます緊迫化する見通しだ。
ベネズエラ国営石油会社PDVSAの出荷データと内部文書によると、かつてキューバにとって最大の供給国だったベネズエラは約1カ月間、キューバに原油や燃料を輸送していない。1月初旬に米国がベネズエラのマドゥロ大統領を拘束する以前から、米国の封鎖によって貨物が減少していた。
テキサス大学オースティン校のエネルギー研究者、ホルヘ・ピノン氏は「今後数カ月間、ベネズエラからの石油供給がゼロとなる状況で、キューバが生き残るための希望は全く見えない。状況は壊滅的なものになるだろう」と述べた。
トランプ氏はここ数日、キューバへの圧力を強めており、11日にはベネズエラからキューバに石油や資金が提供されることはもはやないと述べ、キューバに対し「手遅れになる前に」米国との取引に応じるよう求めた。
キューバのディアスカネル大統領は米国の脅威に対して断固として立ち向かうと明言している。
キューバでは多くの村や都市部でさえ、馬車や自転車が交通手段となっている。インターネットはしばしば不通になり、電気は不安定で、停電している時間の方が長い。
ハバナの郊外に住む主婦、デヤニラ・ゴンザレスさんは、電気が不安定で液化ガスがほとんど手に入らなかったり高すぎたりする中で、すでに朝のコーヒーと子供の昼食を炭火で用意していると語る。
キューバがどれだけの石油を備蓄しているかについては公表されていない。また、キューバの政治的盟友がトランプ氏の怒りを買ってまでキューバ救済に協力するかどうかも不明だ。
ピノン氏は「アンゴラ、アルジェリア、ブラジルといった石油輸出国でもあるキューバの政治的同盟国からの支援は全く見られていない。メキシコとロシアからの限定的な量以外、キューバに援助する国はない」と語った。
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