シドニー外為・債券市場=豪ドル・NZドル小幅高、対円でも堅調
[22日 ロイター] - オセアニア外国為替市場では豪ドルとニュージーランド(NZ)ドルが対米ドルで小幅高。対円では、日銀の植田和男総裁による19日の会見がハト派的だったとの受け止めから堅調に推移している。
豪ドルは対米ドルで0.1%高の1豪ドル=0.6618米ドル。豪準備銀行(中央銀行)が23日に公表する今月の理事会の議事要旨を除けば、年末を控えて材料が乏しい状況だ。年初来では7%上昇しており、年間で5年ぶりのプラスとなる見通し。
豪10年国債利回りは年初から43ベーシスポイント(bp)上昇し4.8%。市場は豪中銀による2026年前半の利上げを完全に織り込み、同年中に追加利上げが行われる確率は72%とみている。
NZドルは0.2%高の1NZドル=0.5769米ドル。年初来では3.1%上昇している。スワップ市場は来年前半を通じて金利が2.25%に据え置かれると予想。最初の利上げは来年10月まで完全には織り込まれていない。
豪ドルは対円では1豪ドル=104.25円。19日には1.4%上昇していた。NZドルは1NZドル=90.77円。19日は1.1%上昇してい
た。





