ユーロ圏インフレは目標付近で推移、米関税で物価上昇も=独連銀総裁
欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は、ユーロ圏のインフレ率はECBの目標である2%にほぼ達しており、米国での関税による物価上昇があるものの目標付近で変動するとの見通しを示した。2025年7月撮影(2025年 ロイター/Rogan Ward/File Photo)
[フランクフルト 2日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は、ユーロ圏のインフレ率はECBの目標である2%にほぼ達しており、米国での関税による物価上昇があるものの目標付近で変動するとの見通しを示した。ドイツ誌シュテルンのインタビューに応じた。
欧州連合(EU)統計局が2日発表した11月のユーロ圏の消費者物価指数(EU基準=HICP)速報値は前年比2.2%上昇し、前月の2.1%から加速した。
ただ、ECBにとってこの小幅上昇はそれほど懸念されるものではないとみられる。
ナーゲル氏は「われわれは(目標を)実質的に達成しており、インフレ率は近い将来この数値の周辺で変動し続けるだろう」と語った。その上で、インフレは輸入関税によって引き起こされており、米連邦準備理事会(FRB)が金利を引き下げればさらに悪化する可能性があると述べた。
ドイツの経済見通しについては、軍事やインフラへの財政支出によって2027年には成長率が1%を超える可能性があるものの、労働年齢人口の減少など構造的な問題に取り組む必要があると述べた。





