[ソウル 10日 ロイター] - 韓国の李在明大統領は10日、在韓米軍が韓国内の一部兵器を国外へ移送するのを阻止することはできないが、北朝鮮への抑止力には影響しないとの見解を示した。
これに先立ち、米国の地上配備型迎撃ミサイル「パトリオット」システムの一部が中東の紛争地域に送られているとの報道があった。
李大統領は「最近、在韓米軍が一部の兵器を国外に移送することを巡り論争があるようだ」と述べ、韓国側は反対の意向を示しているものの、要求を出せる立場にないと説明した。
一方で、米軍の一部兵器の撤収は「北朝鮮に対する抑止戦略を阻害するものではない」とし、韓国の防衛費や通常戦力は北朝鮮を大きく上回ると述べた。
韓国の趙顕外相は6日、国内に配備されている米国製パトリオットの一部について、中東紛争に使用するため再配備する可能性を米側と協議していると明らかにした。
地元メディアによると、当該装備が烏山(オサン)空軍基地から輸送されており、サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)の米軍基地に再配備される可能性が高いが、韓国当局は報道を確認していない。