データブリックスが増資交渉中、評価額1340億ドル＝メディア

データブリックスのロゴ。2024年12月17日撮影。REUTERS/Dado Ruvic/Illustration

[３０日 ロイター] - データ分析会社データブリックスは５０億ドルの資金調達交渉に入っている。メディア「ジ・インフォメーション」が３０日に伝えた。評価額は今年見込まれる売上高（約４１億ドル）の約３２倍に当たる１３４０億ドルだという。

ロイターはこの報道を今のところ確認できていない。データブリックスはコメントを避けた。

報道によると、同社は今年少なくとも２回、売上予測を上方修正しており、現在は今年の売上高が５５％成長すると見込んでいる。

同時に、同社は投資家に対し、ＡＩ（人工知能）製品の利用が増加しているため、売上総利益率が当初計画の７７％から７４％へと、予想よりも急速に低下していることを明らかにしたという。

２０１３年に設立されたデータブリックスは、ユーザーがＡＩアプリケーションを取り込み、分析・構築するのを支援するプラットフォームを提供。以前から株式公開の有力候補と目されており、投資家からの問い合わせも多い。

同社のウェブサイトによると、決済会社ブロック 、エネルギー大手シェル、電気自動車メーカーのリビアンを含む２万以上の顧客を抱えている。