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ユーロ圏の消費者インフレ期待、総じて安定 ＥＣＢ調査
2025年11月28日（金）18時33分
パリの食料品店前で2017年11月撮影。REUTERS/Philippe Wojazer
[フランクフルト ２８日 ロイター] - 欧州中央銀行（ＥＣＢ）が２８日公表した家計調査によると、ユーロ圏の消費者は短期的なインフレ見通しをやや引き上げたものの、中長期の見通しは据え置いた。
物価上昇率が目標付近で推移するとの見方を裏付ける内容で、追加利下げは不要との観測が強まっている。
１０月の調査では、１年後のインフレ見通しは２．８％で、前月の２．７％から上昇した。一方で、３年後は２．５％、５年後は２．２％と、いずれも前月から変わらなかった。
調査はユーロ圏１１カ国の成人１万９０００人を対象に実施した。
１年後の所得見通しは１．２％増と、前月の１．１％増から改善した一方、支出見通しは３．５％増で横ばいだった。
