米感謝祭オンライン小売売上高、前年比6％増の見通し＝セールスフォース

写真は11月24日、米ワシントン州レドモンドのスーパーマーケットで撮影。REUTERS/David Ryder

[２７日 ロイター] - 顧客管理ソフト大手セールスフォースのデータによると、２７日の感謝祭当日の米国におけるオンライン小売売上高は、前年比６％増の８６億ドルになる見通しだ。関税によるマクロ経済の不確実性にもかかわらず、消費者が小売事業者の大幅値引きに乗る形で積極的に買い物をしていることがうかがえる。

米東部時間午後２時（日本時間２８日午前４時）時点の売上高は前年比５．８％増の２６億ドルだった。

世界全体の売上高は感謝祭終了までに３６０億ドルに達すると見込まれている。

感謝祭翌日のブラックフライデーについては、全世界と米国の売上高はそれぞれ７８０億ドルと１８０億ドルの予想だ。

米小売事業者の最新報告からは、消費者がギフト商品や電子機器、衣料品などを割引価格で購入しようとしている様子が分かる。

ただ年末商戦期間全体の売上高は低調になるとの予想が複数出ている。

セールスフォースは９月の段階で、今年の年末商戦期のオンライン小売売上高は前年比２．１％増の２８８０億ドルと、昨年の４％増から伸びが鈍化すると想定した。