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NY市場サマリー(18日)ドル対円で一時9カ月半ぶり高値、S&P4日続落・利回り低下

2025年11月19日(水)06時48分

<為替> ドルが対円で一時、9カ月半ぶりの高値を付けた。市場では、日本の財政姿勢を懸念する動きが見られている。ドル/円は0.2%高の155.58円。一時、155.73円と、2月3日以来の高値を付けた。一方、米雇用統計の発表を20日に控える中、労働市場の動向にも注目が集まっている。米クリーブランド連銀の集計から、10月の米企業による大規模レイオフ予告の件数は3万9000人と急増したことが分かった。また、米労働省が発表した10月18日までの週の失業保険の継続受給件数は8月初旬以来の高水準となった。    主要通貨に対するドル指数は0.02%高の99.55。前日までの4日続落から脱した。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 国債利回りが低下した。株式市場の下落により安全資産である国債の需要が高まったほか、労働市場の軟調さを示すデータを受け米連邦準備理事会(FRB)が12月会合で利下げに動くとの見方が高まったことが背景。この日発表されたデータで労働市場の弱さが示唆され、FRBによる来月の追加利下げ期待が高まった。フェデラルファンド(FF)金利先物市場が織り込む12月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ確率は45%と、17日の約40%から上昇している。    2年債利回りは2.7ベーシスポイント(bp)低下の3.583%。    10年債利回りは1bp低下の4.123%。    

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 主要3指数が下落し、S&P総合500種は4日続落となった。割高感への懸念から大型ハイテク関連株が売られた。また、さえない業績見通しを嫌気してホームセンター大手のホーム・デポが下落した。    半導体大手エヌビディアは下落。投資家の間では人工知能(AI)への期待で押し上げられた株価を巡る懸念が強まっており、19日の引け後に発表される同社の決算に注目が集まる。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> 米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げ期待が後退する中で売られ、4営業日続落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は、前日比8.00ドル(0.20%)安の1オンス=4066.50ドル。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> 対ロ制裁がエネルギー供給に与える影響に懸念がくすぶる中、反発した。米国産標準油種WTIの中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比0.83ドル(1.39%)高の1バレル=60.74ドルだった。1月物は0.81ドル高の60.67ドル。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY午後4時 155.52/155.

54

始値 155.42

高値 155.73

安値 155.06

ユーロ/ドル NY午後4時 1.1580/1.15

81

始値 1.1584

高値 1.1607

安値 1.1572

米東部時間

30年債(指標銘柄) 16時43分 98*07.0 4.7368

0 %

前営業日終値 98*07.5 4.7360

0 %

10年債(指標銘柄) 16時42分 99*01.5 4.1173

0 %

前営業日終値 98*29.5 4.1330

0 %

5年債(指標銘柄) 16時36分 99*22.7 3.6891

5 %

前営業日終値 99*18.2 3.7210

5 %

2年債(指標銘柄) 16時34分 99*27.3 3.5767

8 %

前営業日終値 99*25.3 3.6100

8 %

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 46091.74 -498.50 -1.07

前営業日終値 46590.24

ナスダック総合 22432.85 -275.23 -1.21

前営業日終値 22708.08

S&P総合500種 6617.32 -55.09 -0.83

前営業日終値 6672.41

COMEX金 12月限 4066.5 ‐8.0

前営業日終値 4074.5

COMEX銀 12月限 5052.1 ‐19.0

前営業日終値 5071.1

北海ブレント 1月限 64.89 +0.69

前営業日終値 64.20

米WTI先物 12月限 60.74 +0.83

前営業日終値 59.91

CRB商品指数 303.3606 +1.7176

前営業日終値 301.6430

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