エアバス、中東の小型旅客機は2044年までに2倍超に増加と予想

　１１月１７日　欧州航空機大手エアバスのアフリカ・中東地域マーケティング責任者、グローニャ・ファン・デン・ベルフ氏は１６日の記者会見で、中東地域の小型ジェット旅客機（リージョナルジェット機）の保有数が２０４４年までに現在の２倍を超える３７００機に達するとの見通しを示した。写真はエアバスのロゴ。３月１０日撮影（２０２５年　ロイター／Dado Ruvic）

[ドバイ １６日 ロイター] - 欧州航空機大手エアバスのアフリカ・中東地域マーケティング責任者、グローニャ・ファン・デン・ベルフ氏は１６日の記者会見で、中東地域の小型ジェット旅客機（リージョナルジェット機）の保有数が２０４４年までに現在の２倍を超える３７００機に達するとの見通しを示した。１７─２１日に開催される中東最大の航空見本市「ドバイ航空ショー」に先立って予想を発表した。

ファン・デン・ベルフ氏によると、エアバスは中東の旅客輸送量が今後２０年間にわたり年平均４．４％のペースで伸びると予想。また中東のサービス市場規模も４４年末までに倍増の２９９億ドルに達すると推測している。

エアバスはまた、４４年までに中東での総需要の４２％を広胴機が占め、シェアは世界最高になると予測している。

エアバスのアフリカ・中東地域担当のガブリエル・セメラス社長は「中東は世界の航空業界を変革しており、特に広胴機で予測される機材拡充は極めて重大だ」と述べ、「この地域は現在、そして将来にわたり長距離路線の主要拠点になりつつある」と付け加えた。