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午後3時のドルは153円半ば、株大幅安で一時円高

2025年11月05日(水)15時42分

 11月5日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤とほぼ変わらずの153円半ばで取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年7月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 5日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤とほぼ変わらずの153円半ばで取引されている。日経平均が一時2400円超の大幅安となったことでリスク回避的に円が買われたが、その後株価が下げ幅を縮小すると円高圧力も次第に後退した。

日経平均が寄り付き直後から下落すると外為市場ではリスク回避的な円買いが活発となり、ドルは朝方の153円半ばから一時152.96円まで軟化し10月30日以来、約1週間ぶり安値を付けた。

しかし、午後にかけて株価が下げ幅を縮小すると円は売り戻され、ドルは153円半ばへ持ち直した。

市場では「韓国などアジア株も含めて大幅安となったが、これといった手掛かりは見当たらない。急上昇後の需給要因などが影響しているようで、下げが落ち付いて円買いも一服になった」(みずほ銀行国際為替部為替スポットチーム次長の田中潤平氏)という。

韓国の総合株価指数(KOSPI)はこの日、一時6%超急落。MSCIアジア太平洋株指数(日本を除く)も3%近い下げとなった。

クロス円も同様の動きで、市場心理の明暗に応じて上下しやすい豪ドルも午前に98円後半まで1円超売られた後、午後には99円後半と朝方と同水準へ持ち直した。

米国で4日に行われたトランプ政権2期目で初の主要地方選挙では、ニューヨーク市長とバージニア州知事、ニュージャージー州知事選の全てで民主党が勝利した。外為市場に直接的な影響はなかったが「長期化する政府閉鎖の行方も含め、今後の米政治に不安定要因を残した」(外銀アナリスト)結果となった。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 153.52/153.53 1.1491/1.1492 176.42/176.43

午前9時現在 153.53/153.57 1.1484/1.1487 176.34/176.36

NY午後5時 153.66/153.68 1.1481/1.1484 176.44/176.46

ロイター
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