仏ケリングの第3四半期、予想より小幅な減収 グッチに改善の兆候

フランスの高級ブランド大手ケリングが22日発表した第3・四半期決算は、売上高が前年同期比5%減の34億2000万ユーロ(39億8000万ドル)となり、減収率はビジブル・アルファが集計した市場予想の9.6%減より小幅にとどまった。9月にミラノで撮影(2025年 ロイター/Yara Nardi)
Mimosa Spencer Tassilo Hummel
[パリ 22日 ロイター] - フランスの高級ブランド大手ケリングが22日発表した第3・四半期決算は、売上高が前年同期比5%減の34億2000万ユーロ(39億8000万ドル)となり、減収率はビジブル・アルファが集計した市場予想の9.6%減より小幅にとどまった。旗艦ブランドの「グッチ」に改善の兆候が見られたほか、「イヴ・サンローラン」と「ボッテガ・ヴェネタ」の両ブランドが予想以上に好調で、全体の売上高を押し上げた。
高級ブランド業界に対する楽観的な見方が台頭する中、ルカ・デメオ最高経営責任者(CEO)の指揮下で初めてとなった決算発表は、ケリングを巡る期待を高めることになりそうだ。
それでもケリングの決算は、多額の債務を抱える同社の経営再建に投資家が大きく期待する中で、自社の店舗に顧客を呼び戻す上で同社が直面する厳しい試練を思い起こさせるものでもある。
グループ全体の売上高の半分超を占めるグッチの売上高は第3・四半期に14%減少し、7四半期連続で2桁減収となった。だがケリングは重要市場である中国と米国で販売が改善したとコメントした。
デメオ氏は声明で「第3・四半期の業績は市場全体を大きく下回っている」と指摘。「われわれは再建に向けて全力で取り組んでいる」と強調した。
ケリングのアルメル・プールー最高財務責任者(CFO)は電話会見で、第3・四半期は中国市場の基調が著しく改善したと主張。「状況は正しい方向に進んでいる」と述べ、中国の顧客向けにグッチのハンドバッグ「ジリオ」を小型化するといった取り組みが奏功したと説明した。
プールー氏は、新たにアーティスティック・ディレクターに就任したデムナ氏が手がけた最初のコレクションも、対象店舗での客足を伸ばすのに寄与したと付け加えた。
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