ニュース速報
ビジネス

米シティのフレイザーCEO、取締役会議長を兼務

2025年10月23日(木)07時50分

 10月22日、米金融大手シティグループは、同社取締役会がジェーン・フレイザー最高経営責任者(CEO)を取締役会議長に選んだと発表した。米ビバリー昼ズで2023年5月撮影(2025年 ロイター/Mike Blake)

Tatiana Bautzer Pritam Biswas

[22日 ロイター] - 米金融大手シティグループは22日、同社取締役会がジェーン・フレイザー最高経営責任者(CEO)を取締役会議長に選んだと発表した。CEOと兼務する。2019年から取締役会議長を務めてきたジョン・デュガン氏は筆頭独立取締役に就任する。

取締役会は「リーダーシップの継続性」を確実にするため、フレイザー氏に対して5年以内に完全行使が可能となる2500万ドル相当の株式報酬を付与することも決定した。

取締役会はシティの最近の業績改善は「フレイザー氏の実績に直接結び付いている」と評価し、外国事業の縮小や新たな幹部の採用、銀行構造の簡素化、規制問題での進展などを成果として挙げた。

米金融大手では、JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン氏、モルガン・スタンレーのテッド・ピック氏もCEOと取締役会議長を兼務している。デュガン氏は「シティは、これらの役職が分離されていた当時とは根本的に異なる位置付けにある」とコメントした。

フレイザー氏は、シティが株主還元を拡大できることを示したとの声明を出した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

EU、持続可能性規則の変更検討へ 米カタールが圧力

ワールド

ルラ氏とトランプ氏、マレーシアで週末会談の可能性=

ビジネス

ウーバー、EV限定配車サービスを「エレクトリック」

ワールド

韓国中銀、政策金利2.50%に据え置き 予想通り
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺している動物は?
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 6
    汚物をまき散らすトランプに『トップガン』のミュー…
  • 7
    国立大卒業生の外資への就職、その背景にある日本の…
  • 8
    ハーバードで白熱する楽天の社内公用語英語化をめぐ…
  • 9
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 10
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 5
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 6
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 7
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 8
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ…
  • 9
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 10
    TWICEがデビュー10周年 新作で再認識する揺るぎない…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中