仏暫定首相、予算で年内合意の可能性 きょう大統領に報告

フランスのルコルニュ暫定首相は８日、各政党との協議を踏まえ、年末までに予算で合意に達する可能性がでてきたと慎重ながら楽観的な見方を示した。声明を発表する暫定首相、８日の代表撮影（２０２５年　ロイター）

Inti Landauro　Makini Brice

［パリ　８日　ロイター］ - フランスのルコルニュ暫定首相は８日、各政党との協議を踏まえ、年末までに予算で合意に達する可能性がでてきたと慎重ながら楽観的な見方を示した。

ルコルニュ氏は６日に首相を辞任し、内閣は総辞職した。同氏は暫定的に首相にとどまり、マクロン大統領の指示で危機打開に向け各政党と協議していた。

同氏は、危機打開の方策が見つかったかとの記者団に問いかけに「年末までに予算成立を目指す機運がある。これが議会解散の可能性を下げるモメンタムと収れんを生んでいる」と指摘した。

予定通り８日にマクロン氏に協議結果を報告するとした。これまでの協議を踏まえ、財政赤字を国内総生産（ＧＤＰ）比４．７─５％にすることで合意することを期待していると述べた。２０２５年目標は５．４％。