IMFが外為市場発のリスク過小評価と警告、流動性確保やストレステスト拡充訴え

10月7日、国際通貨基金(IMF)は公表した「国際金融安定報告」で、外国為替市場を通じたリスク波及経路が依然として過小評価されていると指摘し、主要金融機関は必要な流動性と資本バッファーを確保するとともに、ストレステスト(健全性審査)を拡充すべきだと訴えた。写真はIMFのロゴ。2024年11月撮影(2025年 ロイター/Benoit Tessier)
Stefania Spezzati Elisa Martinuzzi
[ロンドン 7日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は7日公表した「国際金融安定報告」で、外国為替市場を通じたリスク波及経路が依然として過小評価されていると指摘し、主要金融機関は必要な流動性と資本バッファーを確保するとともに、ストレステスト(健全性審査)を拡充すべきだと訴えた。
IMFは、グローバルな銀行は相当なドル建て資産を持ち、資金調達を巡るショックに脆弱な上に、ノンバンク金融仲介機関(NBFI)の参加拡大やデリバティブ取引の増加も外為市場のショックに対する弱さを助長するかもしれないとの見方を示した。
またセクター全体の資金調達ショックへの耐性を評価するためには、流動性のストレステストを強化することが不可欠だとしている。
一方でIMFは、今年4月に米国が発表した関税措置を受け、一部の国で投資家がドル保有を減らしている点に言及し、監督機関や銀行は幾つかの重要通貨についても流動性リスク監視・管理の実効性を担保しなければならないと主張した。
世界的な外為市場の流動性のバックストップを確保し、危機が広がるリスクを抑制するために、中央銀行による通貨スワップのネットワークの強化と拡大も提言した。
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