米就業者数、9月は小幅な1.7万人増か＝カーライル

米投資ファンド大手カーライル・グループが７日示したデータによると、９月の米就業者数は１万７０００人増と、小幅増にとどまった見通し。写真は、マサチューセッツ州ケンブリッジで２０２２年７月撮影（２０２５年　ロイター/Brian Snyder）

Isla Binnie　Niket Nishant

［ニューヨーク　７日　ロイター］ - 米投資ファンド大手カーライル・グループが７日示したデータによると、９月の米就業者数は１万７０００人増と、小幅増にとどまったとみられる。

米連邦政府機関の一時閉鎖によって、政府による経済指標発表は延期されている。先週発表される予定だった９月の米雇用統計の非農業部門雇用者数は５万４０００人増となることが予想されていた。

また、カーライルによると、９月の米国内総生産（ＧＤＰ）伸び率は年率２．７％、エネルギー価格は３．８％下落、住居費を除くサービス価格は３．３％上昇したとみられる。

カーライルのグローバルリサーチ・投資戦略責任者、ジェイソン・トーマス氏は「カーライルは民間企業として最大級のデータセットを有している」とし、公式データが入手できない状況でも、投資家や政策当局者に役立つ洞察をタイムリーに提供できると述べた。

その上で「家計消費は大きく回復し、ＡＩ（人工知能）ブームによる企業支出も続いている。雇用と経済の健全性を示す広範な指標との間に断絶が見られるのは、実に興味深い」と述べた。