ニュース速報
ビジネス

米8月製造業生産0.2%上昇、予想上回る 自動車・非耐久財が回復

2025年09月17日(水)00時50分

米連邦準備理事会(FRB)が16日発表した8月の製造業生産指数は前月比0.2%上昇した。写真は米国サウスカロライナ州グリアにある独BMW製造工場で2022年10月撮影(2025年 ロイター/Bob Strong)

[ワシントン 16日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が16日発表した8月の製造業生産指数は前月比0.2%上昇した。7月は横ばいから0.1%低下に下方改定された。自動車や一部の非耐久財の生産が回復する中、予想外に上昇したものの、関税が製造業に引き続き暗い影を落としている。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.2%低下だった。8月の前年同月比は0.9%上昇した。

トランプ米大統領が導入した鉄鋼・アルミニウムや自動車・同部品に対する関税措置が製造業の一部の重しとなる一方、人工知能(AI)への大幅な支出増が一部の押し上げ要因になっている。

製造業のうち、自動車・同部品は2.6%上昇と、前月の0.7%低下から反転した。耐久財は0.2%上昇。前月は0.3%上昇していた。一方、金属製品、機械は低下した。

非耐久財は0.3%上昇。前月は0.5%低下していた。繊維製品、石油・石炭製品のほか、化学品、食品・飲料、たばこ製品が伸びた一方、プラスチック製品とゴム製品の生産が減少した。

鉱業は0.9%上昇と、前月の1.5%低下から反転。

公益事業は2.0%低下と、前月の0.7%低下に続いた。

鉱工業全体の生産指数は0.1%小幅に上昇。前年比も0.9%上昇した。

8月の鉱工業部門の設備稼働率は、77.4%と横ばいで、平均を2.2%ポイント下回る水準となった。製造業の稼働率は76.8%と、平均水準を1.4%ポイント下回る水準となった。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、豪首相と来週会談の可能性 AUKUS巡

ワールド

イスラエル、ガザ市に地上侵攻 国防相「ガザは燃えて

ビジネス

カナダCPI、8月は前年比1.9%上昇 利下げの見

ビジネス

米企業在庫7月は0.2%増、前月から伸び横ばい 売
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェイン・ジョンソンの、あまりの「激やせぶり」にネット騒然
  • 2
    ケージを掃除中の飼い主にジャーマンシェパードがまさかの「お仕置き」!
  • 3
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる」飲み物はどれ?
  • 4
    腹斜筋が「発火する」自重トレーニングとは?...硬く…
  • 5
    「日本を見習え!」米セブンイレブンが刷新を発表、…
  • 6
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 7
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 8
    「なにこれ...」数カ月ぶりに帰宅した女性、本棚に出…
  • 9
    「この歩き方はおかしい?」幼い娘の様子に違和感...…
  • 10
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 4
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 5
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 6
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 7
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 8
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 9
    埼玉県川口市で取材した『おどろきの「クルド人問題…
  • 10
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 6
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 7
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 8
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 9
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 10
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中