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ワコール、4─6月期の営業益6倍の197億円 新京都ビル売却益が寄与

2025年08月12日(火)16時49分

Kentaro Okasaka

[東京 12日 ロイター] - ワコールホールディングスが12日発表した2025年4─6月期の連結営業利益(国際会計基準)は前年比6.1倍の197億円だった。新京都ビル、社宅・寮などの固定資産売却益計168億円も寄与した。

売上収益は同3.2%減の449億円だった。直営店を中心に実店舗での販売が低調だった一方、電子商取引(EC)やノンワイヤーの下着を中心に展開する「GOCOCi(ゴコチ)」など一部の商品群が伸長。米国と中国の人員配置の適正化や、国内のフレックス定年制度の廃止により人件費が減少した。

米国事業は、通商政策による先行き不透明感から消費マインドが低下し、全体の販売が苦戦して売り上げは前年比16.5%減となった。

26年3月期通期の連結営業利益予想は前年比6.8倍の228億円で据え置いた。年間配当予想も100円を維持した。

第1四半期業績と通期見通しは以下の通り。

項目 四半期実績 前年比 通期予想(今回) 前年比 従来予想

期間 4─6月 - 25年4月─26年3月 - -

売上高 449.5 △3.2 1875 +7.8 1875

営業利益 197.5 +516.2 228 +584.3 228

純利益 136.6 +349.7 148.7 +104.8 148.7

配当 - - 100.00(無) - -

※単位:売上高・利益は億円、配当は円、前年比は%、△はマイナス、「有無」は配当の修正の有無

ロイター
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