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午後3時のドルは147円後半、急落後の反発限定的

2025年08月04日(月)15時47分

 8月4日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅高の147円後半で取引されている。2022年7月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 4日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅高の147円後半で取引されている。ドルは前週末海外で急落した反動で買い戻しが入ったものの、米景気の先行きを見極めたいとの見方が多く、反発は限られた。

ドルは週明け後も上値の重い展開で取引が始まり、日本時間朝方に一時147.06円まで下落。海外安値を割り込み7月25日以来、1週間ぶり安値を更新した。

ドル急落の引き金となった7月米雇用統計は「目を疑うような結果で、市場の雰囲 気を一変させた」(国内証券アナリスト)という。非農業部門雇用者数の下振れに加えて 、予想通りだった失業率も小数点2位以下まで含めるとほぼ0.1%悪化したほか、過去2カ月分の雇用者数も大幅に下方修正された。

市場では「ここまで大幅な下方修正は記憶にない。多くの投資家が、これまで誤ったデータを基に運用を行っていたことになり、運用方針の変更を見越したドル売りが強まった」(りそなホールディングスのシニアストラテジスト、井口慶一氏)との指摘も出ていた。

短期筋の押し目買いなどが支えとなりドルは午前中に147円後半まで切り返したが、その後はもみ合いに転じた。市場では、今後の経済指標で米景気の減速がより明確になれば、ドルが一段と売られる可能性があるとの声が相次いでいた。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 147.78/147.79 1.1569/1.1571 170.99/171.00

午前9時現在 147.32/147.37 1.1586/1.1589 170.73/170.74

NY午後5時 147.36/147.39 1.1584/1.1587 170.76/170.86

ロイター
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