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国内百貨店4社の7月売り上げ前年下回る インバウンド消費減で

2025年08月01日(金)18時02分

 8月1日、百貨店大手4社が発表した7月の既存店売上高(速報)は、いずれも前年比で減収となった。都内で2024年6月撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Kentaro Okasaka

[東京 1日 ロイター] - 百貨店大手4社が1日発表した7月の既存店売上高(速報)は、いずれも前年比で減収となった。前月に続き、インバウンド(訪日外国人)の売り上げが前年割れした影響が大きいが、一部では改善の兆しがみられた。

三越伊勢丹ホールディングスによると、三越伊勢丹の売り上げは前年比5.2%減だった。国内顧客は引き続き高付加価値商品への関心が見られ、高級ブランドを中心に25年秋物商品も好調だったという。海外顧客実績は引き続き前年を下回っているものの、月末にかけて改善傾向だった。

高島屋の発表では、国内既存店の売り上げが同3.7%減で、免税売上高は同33%減だった。国内顧客は夏物衣料や雑貨、宝飾品が堅調で前年を上回ったが、インバウンド顧客は高級ブランドなど高額品がマイナスとなった影響が大きかった。

エイチ・ツー・オーリテイリングによると、阪急阪神百貨店の売上高は同8.8%減だった。免税売上高は前年比では7月中旬以降やや改善の兆しが見られたものの、月間では約4割減と苦戦が続いている。

J.フロント リテイリングによると、7月の大丸松坂屋百貨店の売上高は前年比0.6%減だった。免税売上高は客単価の低下により同30.1%減となった。

ロイター
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