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ダリオ氏、米ブリッジウォーター全株売却 自身が50年前創業

2025年08月01日(金)10時34分

著名投資家レイ・ダリオ氏が、自身が50年前に設立した米ヘッジファンド大手ブリッジウォーター・アソシエーツの残りの全株式を売却したことが、投資家宛てに送られた書簡で明らかになった。写真は2023年12月、ドバイで撮影(2025年 ロイター/Thomas Mukoya)

Carolina Mandl

[ニューヨーク 31日 ロイター] - 著名投資家レイ・ダリオ氏が、自身が50年前に設立した米ヘッジファンド大手ブリッジウォーター・アソシエーツの残りの全株式を売却したことが、投資家宛てに送られた書簡で明らかになった。

ブリッジウォーターのニル・バーディー最高経営責任者(CEO)とマイク・マクガビック共同会長は、ロイターが閲覧した7月21日付の顧客宛ての書簡の中で「ブリッジウォーターは最近、ダリオ氏の関連団体によって保有されていた最後の株式を買い取った」と通知した。

この取引は、921億ドルの運用資産を持つ世界最大のヘッジファンドにおける移行を意味する。ダリオ氏は2017年にCEOを辞任、22年にブリッジウォーターの経営権を新世代に譲った。

ダリオ氏は31日、ソーシャルメディアへの投稿で、ブリッジウォーターを次の世代に引き継ぐことにわくわくしていると述べた。

関係者によると、ダリオ氏がブリッジウォーター株を売却した後、ブルネイ投資庁は同社のファンドに投資していた資金を引き出し、ブリッジウォーターの少数株式を取得した。

ロイター
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