ニュース速報
ビジネス

台湾第2四半期GDP、前年比7.96%増 4年ぶり高成長

2025年07月31日(木)19時42分

台湾主計総処が31日発表した第2・四半期の域内総生産(GDP)速報値は前年同期比7.96%増と、4年ぶりの高成長を記録した。新北市で昨年1月撮影(2025年 ロイター/Ann Wang/File Photo)

Faith Hung Jeanny Kao

[台北 31日 ロイター] - 台湾主計総処が31日発表した第2・四半期の域内総生産(GDP)速報値は前年同期比7.96%増と、4年ぶりの高成長を記録した。堅調なハイテク需要に支えられ、市場予想を大幅に上回る結果となった。

ロイターがまとめたアナリスト予想は5.7%、第1・四半期は5.48%だった。

季節調整済みの年率換算では前期比12.89%増加した。

主計総処は顧客による在庫を積み増しが高成長に寄与したと指摘。人工知能(AI)や新たな技術アプリケーションに対する堅調な需要に加え、米国との「相互関税」を巡る実質的な交渉期限を控えた駆け込み需要が背景にあると分析した。

一部のアナリストは力強い経済成長が続いていることを理由に、台湾の中央銀行は今後1年間金利を据え置くと予想されるアジアで数少ない中銀の一つになるとの見方を示している。

台新証券投資顧問のケビン・ワン氏は、「米連邦準備理事会(FRB)が9月の利下げは確実でないというシグナルを送ったことを受け、台湾中銀は様子見姿勢を取る公算が大きい。年末までに金利が調整される可能性は低いだろう」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

TDK、4-6月期は2.5%営業減益 幅持たせた通

ビジネス

日経平均は反落、東京エレク売られる 半導体関連に波

ワールド

韓国製造業PMI、7月48.0で6カ月連続50割れ

ワールド

中国、新興産業の「群衆行動」に警鐘 無秩序な競争規
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ関税15%の衝撃
特集:トランプ関税15%の衝撃
2025年8月 5日号(7/29発売)

例外的に低い日本への税率は同盟国への配慮か、ディールの罠か

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本人の児童買春ツアーに外務省が異例の警告
  • 2
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 3
    いま玄関に「最悪の来訪者」が...ドアベルカメラから送られてきた「悪夢の光景」に女性戦慄 「這いずり回る姿に衝撃...」
  • 4
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 5
    枕元に響く「不気味な咀嚼音...」飛び起きた女性が目…
  • 6
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い…
  • 7
    一帯に轟く爆発音...空を横切り、ロシア重要施設に突…
  • 8
    【クイズ】2010~20年にかけて、キリスト教徒が「多…
  • 9
    カムチャツカも東日本もスマトラ島沖も──史上最大級…
  • 10
    街中に濁流がなだれ込む...30人以上の死者を出した中…
  • 1
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 2
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの習慣で脳が目覚める「セロ活」生活のすすめ
  • 3
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜つくられる
  • 4
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
  • 5
    航空機パイロットはなぜ乗員乗客を道連れに「無理心…
  • 6
    中国が強行する「人類史上最大」ダム建設...生態系や…
  • 7
    日本人の児童買春ツアーに外務省が異例の警告
  • 8
    いま玄関に「最悪の来訪者」が...ドアベルカメラから…
  • 9
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い…
  • 10
    枕元に響く「不気味な咀嚼音...」飛び起きた女性が目…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 3
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 4
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 5
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの…
  • 6
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜…
  • 7
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 8
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 9
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 10
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中