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JT、25年12月期通期見通し上方修正 営業益前年比2.2倍の7390億円

2025年07月31日(木)17時43分

[東京 31日 ロイター] - 日本たばこ産業(JT)は31日、2025年12月期通期の連結営業利益予想(国際会計基準)を前年同期比2.2倍の7390億円に上方修正したと発表した。従来予想は6710億円だった。たばこ事業などでの上期の好調な実績を反映した。円高によるマイナス影響が当初見込みよりも縮小したことも寄与した。

IBESがまとめたアナリスト12人のコンセンサス予想では、25年12月期通期の連結営業利益の平均値は7369億円だった。

売上高予想は前年比6.2%増の3兆3440億円(従来3兆2730億円)、純利益予想は同2.7倍の4940億円(従来4500億円)とした。純利益が期初予想を上回る見込みになったことから、年間配当予想は208円に引き上げた。従来予想は24年12月期実績と同額の194円としていた。

医薬事業を塩野義製薬に売却したことにより同事業の業績見通しは引き下げたが、たばこ事業の上方修正が一部相殺した。

中間期業績と通期見通しは以下の通り。

項目 中間期実績 前年同期比(%) 通期予想(今回) 前年同期比(%) 従来予想

期間 1─6月 - 25年1月─25年12月 - -

売上高 17345 10.5 33440 6.2 32730

営業利益 4798 10.9 7390 128.5 6710

純利益 3199 4.8 4940 175.6 4500

配当 104.00 - 208.00(有) - -

※単位:売上高・利益は億円、配当は円、前年比は%、△はマイナス、「有無」は配当の修正の有無

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