住友商、4─6月期は3割超の最終増益 不動産の大口引き渡し集中などで

　７月３１日、住友商事が発表した２０２５年４─６月期の連結業績（国際会計基準）は、純利益が前年同期比３５．３％増の１７０８億円だった。写真は同社のロゴ。都内で２００９年８月撮影（２０２５年　ロイター）

［東京　３１日　ロイター］ - 住友商事が３１日に発表した２０２５年４─６月期の連結業績（国際会計基準）は、純利益が前年同期比３５．３％増の１７０８億円だった。ＩＢＥＳがまとめたアナリスト３人の予想平均１４０４億円を上回った。

米国タイヤ販売事業でマイダス社を売却した利益があったほか、不動産で大口案件の引き渡しが集中したことで、通期予想に対して３０％まで進ちょくした。

２６年３月期の通期純利益予想は、前年比１．４％増の５７００億円のまま据え置いた。ＩＢＥＳがまとめたアナリスト１２人の予想平均５６８６億円と同水準だった。

同社はこの日、５月に決議した自社株取得枠８００億円のうち２６０億円分を公開買い付けすると発表した。１株３３８０円で８月１日から９月１日まで買い付ける。