米為替報告、日銀の引き締め継続が「円安是正後押し」と新たに言及

6月5日、米財務省は公表した半期ごとの外国為替政策報告書で、「日銀の金融引き締め政策は日本経済の成長率やインフレ率を含むファンダメンタルズ(基礎的条件)に応じて継続的に進められるべきで、これによりドルに対する円安の正常化や必要とされている両国貿易の構造的再均衡化を後押しすることになる」との記述を新たに加えた。写真はワシントンにある米財務省の外観。2023年1月撮影(2025年 ロイター/Jim Bourg)
[5日 ロイター] - 米財務省は5日公表した半期ごとの外国為替政策報告書で、「日銀の金融引き締め政策は日本経済の成長率やインフレ率を含むファンダメンタルズ(基礎的条件)に応じて継続的に進められるべきで、これによりドルに対する円安の正常化や必要とされている両国貿易の構造的再均衡化を後押しすることになる」との記述を新たに加えた。
また、日本の「大規模な公的年金基金など政府系投資機関は、リスクを加味した収益や分散投資のために海外に投資すべきで、競争力を念頭に為替相場を目的にすべきではない」とした。
今回の報告書で日本は引き続き為替操作をしていないか注視する「監視リスト」に指定された。