ＵＳスチール買収訴訟、日鉄と米政府が停止延長を要請 8日間

６月５日、 米鉄鋼大手ＵＳスチール買収に対するバイデン前政権による中止命令を巡って、日本製鉄が米政府を訴えていた訴訟で、日鉄とトランプ政権は連邦控訴裁判所（高裁）に対し訴訟の一時停止を８日間延長するよう求めた。写真は日鉄のロゴ。同社東日本製鉄所君津地区で５月撮影（２０２５年　ロイター/Issei Kato）

Mike Scarcella　Alexandra Alper

[ワシントン ５日 ロイター] - 米鉄鋼大手ＵＳスチール買収に対するバイデン前政権による中止命令を巡って、日本製鉄が米政府を訴えていた訴訟で、日鉄とトランプ政権は５日、連邦控訴裁判所（高裁）に対し訴訟の一時停止を８日間延長するよう求めた。

合意成立に向けた時間的余裕を確保することが狙い。高裁は訴訟の一時停止を認める可能性が高い。

トランプ大統領は４月７日、ＵＳスチール買収を巡り、対米外国投資委員会（ＣＦＩＵＳ）に新たな審査を行うよう指示。高裁は、ＣＦＩＵＳが提案を再審査する間、同訴訟を６月５日まで停止することを認めていた。