FRB、リスクバランスの変化確認には「かなりの時間」=ダラス連銀総裁

5月29日、米ダラス地区連銀のローガン総裁(写真)は、トランプ大統領の貿易・税制・規制政策がインフレや雇用に及ぼす影響を示すデータを待つ中、連邦準備理事会(FRB)はかなりの期間、金利を据え置く必要があるかもしれないという認識を示した。写真は2023年10月、テキサス州ダラスで撮影(2025年 ロイター/Ann Saphir)
[29日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のローガン総裁は29日、トランプ大統領の貿易・税制・規制政策がインフレや雇用に及ぼす影響を示すデータを待つ中、連邦準備理事会(FRB)はかなりの期間、金利を据え置く必要があるかもしれないという認識を示した。
総裁は「今のところ、労働市場は堅調を維持し、インフレ率は徐々に目標に戻る傾向にあり、(FRBの)目標に対するリスクはほぼ均衡しており、金融政策は適切だ」と指摘。「リスクバランスが一方向にシフトしているかどうかを知るには、かなりの時間がかかるだろう」と述べた。