オラクル、エヌビディア半導体400億ドル購入へ オープンAI向け=FT

米オラクルは、オープンAIの新データセンター(テキサス州アビリーン)向けにエヌビディアの高性能半導体を約400億ドル相当購入する。写真は、イベントで展示されたエヌビディアのロゴ。2017年7月、ロサンゼルスで撮影(2025年 ロイター/Mike Blake)
[23日 ロイター] - 米オラクルは、オープンAIの新データセンター(テキサス州アビリーン)向けにエヌビディアの高性能半導体を約400億ドル相当購入する。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が23日、複数の関係筋の話として伝えた。
データセンターは大手AI企業が進める米国のAIインフラ計画「スターゲート・プロジェクト」の一環。
オラクルはエヌビディアの最先端半導体「GB200」を約40万基購入し、オープンAIにリースする。
データセンターは来年半ばにフル稼働する予定。オラクルはデータセンターを15年間リースすることで合意しているという。
オープンAIの電力需要は提携先のマイクロソフトが供給できる量を上回っており、オープンAIは新たなデータセンターの稼働でマイクロソフトへの依存を低減できる。
オラクルにとっては、クラウドコンピューティングの能力を高め、マイクロソフト、アマゾン、グーグルといった大手との差を縮める機会となる。