ディックスがフットロッカーを24億ドルで買収、需要不安定化で経営基盤強化

5月15日、米スポーツ用品小売り大手のディックス・スポーティング・グッズは、スポーツシューズ小売りのフットロッカーを24億ドルで買収することに合意した。写真はペンシルベニア州カレッジビルのディックス・スポーティング・グッズ店舗で2020年11月撮影(2025年 ロイター/Mark Makela)
[15日 ロイター] - 米スポーツ用品小売り大手のディックス・スポーティング・グッズは、スポーツシューズ小売りのフットロッカーを24億ドルで買収することに合意した。両社が15日発表した。需要が不安定化し、貿易環境に不確実性が広がっていることを背景に、経営基盤を強化する狙いだ。
1株当たり提示額は24ドルで、フットロッカー株の直近終値に86%のプレミアムを乗せた水準。今年後半には手続きを完了する見通しで、買収資金は手元現金と新たな借り入れで賄う方針だ。フットロッカーのブランドと独立的事業運営は維持される。
ディックスはフットロッカーを傘下に加えることで店舗数が3200を超え、スニーカー事業の足場が強固になり、海外市場にも地歩を築ける。またトランプ米大統領の関税措置によって小売り事業者のコスト増大や消費冷え込みが懸念される中で、ナイキやアディダス、プーマといった主要メーカーとの価格交渉力を高められる。
ウエスト・モンローのパートナー、ジョエル・ブロック氏は「関税がある程度(両社に)行動を強いた面があるかもしれない。ただこれはシューズ市場で規模拡大と購買力の強化を狙う戦略的な瞬間でもある」と解説した。
一方でTDカウエンのアナリスト、ジョン・カーナン氏は、ディックスにとってこの取引は「戦略的な間違い」だと指摘し、投資拡大やフットロッカーの経営立て直しという負担を迫られると付け加えた。
フットロッカーは近年、ナイキが直販事業を拡充したことなどで市場シェアを低下させていた。フットロッカーの店舗の大半があるモールへの客足が落ち込み、売上高が圧迫されたことも響いている。
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