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バーバリー、人員20%削減へ 通期決算は予想上回る

2025年05月14日(水)18時23分

 5月14日、英高級ファッションブランド、バーバリーは、全世界の従業員の約20%に相当する1700人の削減を計画していると発表した。写真は、ロンドンファッションウィークでのバーバリーのキャットウォーク。2月24日、ロンドンで撮影(2025年 ロイター/Isabel Infantes)

Helen Reid

[ロンドン 14日 ロイター] - 英高級ファッションブランド、バーバリーは14日、全世界の従業員の約20%に相当する1700人の削減を計画していると発表した。業績回復に向けた取り組みの一環。コストを削減する。

主にオフィス部門と英国のトレンチコート工場の夜間シフトが人員削減の対象となる。

同社では昨年就任したジョシュア・シュルマン新最高経営責任者(CEO)が戦略を修正し、トレードマークのトレンチコートやスカーフを重視している。

人員削減や予想を上回る決算を受けて、朝方の同社株は8%値上がりしている。

2025年度通期(3月29日まで)の調整後営業利益は2600万ポンド(3455万ドル)。市場予想の1100万ポンドを上回った。

第4・四半期の既存店売上高は6%減。市場予想は7%減だった。

米州と欧州・中東・インド・アフリカ地域の売上高はともに前年比4%減、アジア太平洋地域の売上高は9%減だった。

同CEOは記者団に「第4・四半期の期初は米国の顧客が勢いを維持していたが、2月に入ると、特に米国市場は少し不安定になった」と述べた。

米国はバーバリーの事業全体の19%を占めているという。

同社は米国の関税には特に言及しなかったが、「地政学的な動き」で経済見通しが不透明になっているとし、26年度の具体的な目標は示さなかった。

ロイター
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