ニュース速報
ビジネス

ドイツ最上位格付け、債務拡大でも維持可能 改革が重要とスコープ

2025年03月05日(水)20時06分

ドイツの次期政権樹立に向けて連立交渉中の政党が債務の大幅拡大につながるインフラ基金創設で合意したことについて、格付け会社スコープは同国が最上位格付けを維持することは可能との見解を示した。独南部コンスタンツで2015年撮影。(2025年 ロイター/Arnd Wiegmann/ File Photo)

[ベルリン 5日 ロイター] - ドイツの次期政権樹立に向けて連立交渉中の政党が債務の大幅拡大につながるインフラ基金創設で合意したことについて、格付け会社スコープは同国が最上位格付けを維持することは可能との見解を示した。

保守連合キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と社会民主党(SPD)は4日、5000億ユーロ(5360億ドル)のインフラ基金の創設と、借り入れ規則の全面見直しで合意した。

スコープのアナリスト、エイコ・シーベルト氏はロイターに、これらの措置により、ドイツの債務残高は2029年までに約3兆6000億ユーロ、国内総生産(GDP)比約72%に増加する可能性があると述べた。これは24年末の63%を大幅に上回るが、世界金融危機後の10年に記録した過去最高の80%は下回る。

シーベルト氏は「当時、ドイツはAAA(トリプルA)格付けを維持できた」とした上で「今後数年もそうであるかは、競争力と経済成長の強化に向けた必要な政治改革の実施にかかっている」と指摘した。

ただ憲法で定める借り入れ上限を回避する特別な基金は、エネルギー価格高騰や役所手続きの煩雑さなどの構造的問題に対処するために必要な政治改革に取って代わるものにはならないと警告した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イスラエル、イランとの停戦支持 レバノンは対象外と

ワールド

米イラン一時停戦を歓迎、重要なのは早期の最終合意=

ワールド

イラクの原油輸出、ホルムズ海峡再開で1週間以内に戦

ワールド

金価格3週間ぶり高値、米のイラン攻撃一時停止でイン
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライナ軍司令官 ロシア軍「⁠春の​攻勢」は継続
  • 3
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命防衛隊と消耗戦に
  • 4
    米軍が兵器を太平洋から中東に大移動、対中抑止に空白
  • 5
    「王はいらない」800万人デモ トランプ政権への怒り…
  • 6
    「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「…
  • 7
    【後編】BTS再始動、3年9カ月の沈黙を経て──変わる音…
  • 8
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 9
    5日間の寝たきりで髪が...ICUに入院した女性を襲っ…
  • 10
    人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 3
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐせ・ワースト1
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 7
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 8
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 9
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 10
    米軍が兵器を太平洋から中東に大移動、対中抑止に空白
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中