M&A・IPO、年内はトレンド下回る 来年活発化=モルガンS
9月10日、 米モルガン・スタンレーのダン・シムコウィッツ共同社長は、合併・買収(M&A)や新規株式公開(IPO)の動きが年内はトレンドを下回ると予想した。写真はモルガン・スタンレーのロゴ。ニューヨークで2015年1月撮影(2024年 ロイター/Mike Sega)
Tatiana Bautzer Arasu Kannagi Basil
[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米モルガン・スタンレーのダン・シムコウィッツ共同社長は10日、合併・買収(M&A)や新規株式公開(IPO)の動きが年内はトレンドを下回ると予想した。
機関投資家向け証券事業を統括する同氏はニューヨークで開催された会議で、中央銀行の利下げに伴い、来年には活発化する可能性があると述べた。
米国の金利が下がれば取引は増えるだろうとし、高い評価を得るために資産の売却を控えてきたプライベートエクイティ(PE)企業にも、取引を成立させる圧力が一段とかかる見込みだと語った。
モルガンSの純金利収入が第3・四半期に小幅に減少するとの見通しも示した。
また、同社にとってプライベート市場は大きな成長分野だと強調。富裕層・投資管理部門が運用するプライベート市場資産は約5000億ドルに上ると述べた。