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電気・ガス・ガソリン補助金、出口見据えた検討必要=鈴木財務相

2024年09月03日(火)11時31分

 9月3日、鈴木俊一財務相(写真)は、電気・ガス料金やガソリン価格の高騰を受けた補助金支給について「物価を始め、さまざまな経済情勢を丁寧に見定めた上で、早期の段階的かつ円滑な終了に向けて、出口を見据えた検討を行っていく必要がある」と述べた。写真は米ワシントンで4月撮影(2024 ロイター/Ken Cedeno)

Takaya Yamaguchi

[東京 3日 ロイター] - 鈴木俊一財務相は3日、電気・ガス料金やガソリン価格の高騰を受けた補助金支給について「物価を始め、さまざまな経済情勢を丁寧に見定めた上で、早期の段階的かつ円滑な終了に向けて、出口を見据えた検討を行っていく必要がある」と述べた。同日午前の閣議後会見で語った。

この日閣議決定した物価高騰対策の予備費から9891億円支出することで、補助にかかる予算額は11兆円規模に膨らむ。鈴木財務相は会見で「財政負担の観点なども勘案すれば、いつまでも続けるべき政策とは言えない」との認識も示した。

電気・ガスは8月から10月使用分への補助を再開し、ガソリンは年内いっぱい継続することが決まっている。自民党総裁選後の衆院解散・総選挙も取り沙汰される中、実際に支援を打ち切ることができるかが今後焦点となる。

ロイター
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