ニュース速報
ビジネス

米CVSヘルス、通期利益予想引き下げ 医療給付需要高止まりで

2024年08月08日(木)11時50分

 8月7日、米薬局チェーン・薬剤給付管理(PBM)大手CVSヘルスは、2024年の利益予想を下方修正した。写真は同社のロゴ。ボスニア・ヘルツェゴビナのゼニツァで2022年5月撮影(2024 ロイター/Dado Ruvic)

Amina Niasse

[7日 ロイター] - 米薬局チェーン・薬剤給付管理(PBM)大手CVSヘルスは7日、2024年の利益予想を下方修正した。高齢者の医療給付需要の高まりが第2・四半期の業績に打撃となり、この傾向は7月に入っても続いているためだ。

通期1株利益見通しを従来予想の最低7.00ドルから6.40─6.65ドルに引き下げた。引き下げは少なくとも4回目。

カレン・リンチ最高経営責任者(CEO)は決算発表の電話会見で「医療給付部門の業績と見通しに失望しており、直ちに指導者の交代を決めた」と述べた。

医療保険会社エトナを運営する同部門を率いるブライアン・ケイン氏が退社し、リンチ氏が後任となる。ケイン氏はCEOに昇格する前はエトナの社長を務めた。

リンチ氏は25年の長期利益目標達成に自信を示し、給付設計の見直し、一部の郡からの撤退、プランの調整など効果的な変更を行ったと説明した。

同社はまた、業務の合理化、人工知能(AI)の活用、事業全体の自動化などを通じて20億ドルのコスト削減を目指す複数年計画も発表した。

昨年後半から高齢者が治療の遅れを取り戻すのに伴った医療費高騰や、医療管理に対する政府からの支払いが予想を下回った影響で、エトナを含めた医療保険業界は、利益率が悪化している。

トーマス・カウイー最高財務責任者(CFO)は7月初期の指標に基づき、下半期の医療費は上半期を上回ると予想した。

24年の医療保険給付率見通しは、5月に予想した約89.8%から90.6─90.8%程度に引き上げた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イラン最高指導者ハメネイ師死亡と報道、トランプ氏「

ワールド

アングル:イラン攻撃に踏み切ったトランプ氏、外交政

ワールド

イラン情勢、木原官房長官「石油需給に直ちに影響との

ワールド

茂木外相、「核兵器開発は決して許されない」 米攻撃
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力空母保有国へ
  • 2
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作曲家が「惨めでもいいじゃないか」と語る理由
  • 3
    「努力が未来を重くするなら、壊せばいい」──YOSHIKIが語った創作と人生の覚悟
  • 4
    【クイズ】世界で最も「一人旅が危険な国」ランキン…
  • 5
    ウクライナが国産ミサイル「フラミンゴ」でロシア軍…
  • 6
    がん治療の限界を突破する「細菌兵器」は、がんを「…
  • 7
    【クイズ】サメによる襲撃事件が最も多い国はどこ?
  • 8
    トランプがイランを攻撃する日
  • 9
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 10
    今度は「グリンダが主人公」...『ウィキッド』後編の…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 7
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 8
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 9
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 10
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中