ニュース速報
ビジネス

台湾株式市場、3.4%高で終了 TSMCは8%高

2024年08月06日(火)16時29分

8月6日、台湾株式市場は反発。前日は過去最大の下げを記録していたが、この日は半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が8%値上がりした。台湾証券取引所で同日撮影(2024年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins)

[台北 6日 ロイター] - 6日の台湾株式市場は反発。前日は過去最大の下げを記録していたが、この日は半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が8%値上がりした。

ただハイテク企業や米国経済の見通しに対する懸念は根強く、投資家は慎重姿勢を崩していない。

主要株価指数の加権指数は3.4%高で終了。一時2万0640.44まで上昇した。前日は米景気後退に対する懸念や投資家のリスク回避姿勢の高まりで世界的に株安が進んだことを受けて、過去最大となる8.4%の下げを記録していた。

キャセイ・セキュリティーズ・インベストメント・トラストのジェフ・チャン会長は「投資家は主に米国経済と急激な円高を懸念している。昨日の急落は不可避だった」とし「加権指数はテクニカル的に強固な支持線まで下落したとみられるが、しばらく値固めが続くだろう」と述べた。

同氏は「人工知能(AI)業界のファンダメンタルズは1カ月前と何も変わっていない。AI関連株は今も、また今後値を下げた局面でも買いの好機だといえる」と述べた。

他の主要ハイテク株も上昇。メディアテックは8.5%高、クアンタは3.1%高。

台湾の卓栄泰・行政院長(首相)は6日、記者団に対し、台湾経済のファンダメンタルズは「非常に堅固」であり、当局が市場の状況を注視していくと述べた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

中国不動産オフショア債に投資家回帰、大型経済対策で

ワールド

ベトナム、自国資金で高速鉄道建設目指す 投資額67

ワールド

メキシコ新大統領、毎年2桁の最低賃金引き上げ意向表

ビジネス

スタバ元CEOの労組支持者への発言、違法と判断=米
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:大谷の偉業
特集:大谷の偉業
2024年10月 8日号(10/ 1発売)

ドジャース地区優勝と初の「50-50」を達成した大谷翔平をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    【独占インタビュー】ロバーツ監督が目撃、大谷翔平が「花開く」瞬間...「彼はロボットではなくチームメイト」
  • 3
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はどこに
  • 4
    サッカーユニから胸を「まる出し」、下は穿かず...人…
  • 5
    8日間のはずが8カ月に...宇宙飛行士の「足止め騒動」…
  • 6
    年収600万円、消費者金融の仕事は悪くなかったが、債…
  • 7
    原点は「ナチスの純血思想」...オーストリアで自由党…
  • 8
    NewJeansミンジが涙目 夢をかなえた彼女を待ってい…
  • 9
    大谷翔平と愛犬デコピンのバッテリーに球場は大歓声…
  • 10
    アラスカ上空でロシア軍機がF16の後方死角からパッシ…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はどこに
  • 3
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ日本の伝統文化? カギは大手メディアが仕掛ける「伝検」
  • 4
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 5
    エコ意識が高過ぎ?...キャサリン妃の「予想外ファッ…
  • 6
    ワーテルローの戦い、発掘で見つかった大量の切断さ…
  • 7
    大谷翔平と愛犬デコピンのバッテリーに球場は大歓声…
  • 8
    【クイズ】「バッハ(Bach)」はドイツ語でどういう…
  • 9
    【独占インタビュー】ロバーツ監督が目撃、大谷翔平…
  • 10
    南洋のシャチが、強烈な一撃でイルカを「空中に弾き…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 3
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレイグの新髪型が賛否両論...イメチェンの理由は?
  • 4
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 5
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは.…
  • 6
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 7
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 8
    国立西洋美術館『モネ 睡蓮のとき』 鑑賞チケット5組…
  • 9
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 10
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中