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中国系シーイン、香港上場の代替案も検討=FT

2024年07月01日(月)07時12分

6月28日、 中国系ファッション通販大手シーイン(SHIEN)は、ロンドンでの株式上場を計画する一方、香港で上場する代替案も検討している。写真は同社のロゴ。シンガポールの商業施設で4月撮影(2024年 ロイター/Edgar Su)

[28日 ロイター] - 中国系ファッション通販大手シーイン(SHIEN)は、ロンドンでの株式上場を計画する一方、香港で上場する代替案も検討している。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が複数の関係者の話として28日に伝えた。

ロイターは24日、関係者2人の話として、シーインが今月、英規制当局への文書を非公開で提出し、年内のロンドン上場に向けた手続きを開始したと報じた。この報道は、同社の労働慣行を懸念する複数の英人権団体の強い反発を招き、アムネスティ・インターナショナルの英国支部は、シーインの上場を認めればロンドン証券取引所にとって「恥の象徴」になるとコメントした。

FTによると、シーインの上場計画は依然として流動的であり、現時点でロンドン上場を重視していても実現は不透明だという。同社はコメントを控えた。

シーインは当初ニューヨークで上場する計画だったものの、米議会の反対を受けて計画は頓挫した。英議員の間からも、シーインの上場が適切か疑問視し、労働慣行やサプライチェーン、輸入関税の免除について厳しい精査を求める声が上がっている。

ロイター
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