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エヌビディアが中国向けゲーム用半導体、米規制強化後の第1弾

2024年01月02日(火)12時25分

 米半導体大手エヌビディアは28日、米政府による対中輸出規制強化に対応したゲーム用半導体チップ「GeForce RTX4090D」を発売した。(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[北京 29日 ロイター] - 米半導体大手エヌビディアは28日、米政府による対中輸出規制強化に対応したゲーム用半導体チップ「GeForce RTX4090D」を発売した。

同社の広報担当によると、中国の顧客は2024年1月にこのチップを入手できるようになる。

バイデン米政権が10月に輸出規制を強化して以降、中国市場に特化したエヌビディアのチップ発売は今回が初めてとなる。

規制強化に伴い輸出できなくなった「RTX4090」に比べ、新製品はゲームなどの処理能力が5%遅いという。

半導体業界専門メディアの報道によれば、エヌビディアは規制強化に対応するため、11月半ばにも人工知能(AI)用半導体チップの新製品3種類を発表するとみられていた。

残る2種類については、エヌビディアの中国向けウェブサイトにまだ掲載されていない。70億ドル規模に上る中国のAI用半導体市場のうち9割超をエヌビディア製品が占めているため、米国による輸出規制強化が華為技術(ファーウェイ)など中国企業のシェア拡大につながる可能性がある。

ロイター
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