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米ブリストル、統合失調症薬開発のカルナ買収で合意

2023年12月25日(月)08時00分

 12月22日、米製薬大手ブリストル・マイヤーズ・スクイブは、新種の統合失調症治療薬を開発するカルナ・セラピューティクスを140億ドルで買収することで合意したと発表した。マサチューセッツ州ケンブリッジで2021年撮影(2023年 ロイター/Brian Snyder)

Michael Erman Manas Mishra

[22日 ロイター] - 米製薬大手ブリストル・マイヤーズ・スクイブは22日、新種の統合失調症治療薬を開発するカルナ・セラピューティクスを140億ドルで買収することで合意したと発表した。2030年にかけてブリストルの複数の治療薬が特許切れを迎える中、カルナの買収を成長につなげる狙い。

ブリストルのクリストファー・バーナー最高経営責任者(CEO)は、カルナの統合失調症治療薬「KarXT」は双極性障害(そううつ病)I型や重度の精神疾患、アルツハイマー病に由来する興奮状態にも効果を発揮する可能性があり、売り上げは数十億ドル規模に達し得るとの見通しを示した。

ブリストルは2030年にかけ、主力の血液がん治療薬2種類がジェネリック医薬品との競争に直面するなど、売り上げの減少が予想されている。KarXTは来年9月までに統合失調症治療薬としての承認決定を控えている。

ブリストルは、カルナ株の前日終値に53.4%のプレミアムを乗せた1株=330ドルを支払うことで合意した。

ロイター
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