米主要500社の第3四半期、4.3%増益見込みに改善=LSEG
LSEGのデータによると、米S&P総合500種指数採用企業の2023年第3・四半期利益は前年同期比4.3%増となる見通し。25日時点の2.6%増から上昇した。2021年7月撮影(2023年 ロイター/Andrew Kelly)
[ニューヨーク 27日 ロイター] - LSEGのデータによると、米S&P総合500種指数採用企業の2023年第3・四半期利益は前年同期比4.3%増となる見通し。25日時点の2.6%増から上昇した。
エネルギーセクターを除くと9.7%増になる見込み。
決算発表で示された実績と今後発表する企業の予想を集計した。
これまでに第3・四半期決算を発表した245社中、77.6%で利益がアナリスト予想を上回った。過去4四半期の平均は73.6%。
主要株価指数は米長期金利上昇への懸念で軟調に推移しているため、企業決算が注目されている。 第3・四半期売上高は前年同期比1.4%増加する見通し。エネルギーセクターを除くと3.6%の増収となる見込み。
これまでに第3・四半期決算を発表した企業のうち、売上高がアナリスト予想を上回った企業の割合は60.2%。
第3・四半期の1株利益について、悪化もしくは市場見通しを下回ると予測する企業は81社。改善もしくは市場見通しを上回る予測を出した企業は42社。悪化を改善で割ったネガティブ/ポジティブレシオ(81/42)は1.9。 今後4四半期(23年第4・四半期─24年第3・四半期)の予想PER(株価収益率)は17.3倍。 10月30日からの週は164社が決算発表を予定している。