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米一戸建て住宅着工件数、9月は3.2%増 中古住宅不足が背景

2023年10月19日(木)00時21分

9月の米一戸建て住宅の着工件数は前月比3.2%増の96万3000戸だった。2021年、カリフォルニア州で撮影(2023年 ロイター/Mike Blake)

[ワシントン 18日 ロイター] - 米商務省が18日発表した9月の一戸建て住宅の着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比3.2%増の96万3000戸だった。中古住宅の供給が不足していることを背景に、新築住宅に対する需要が押し上げ要因となって大幅に増えた。

一方で住宅ローン金利が23年弱ぶりの高水準となっており、住宅着工の勢いは鈍る可能性がある。

8月分は93万3000戸と、当初発表の94万1000戸から下方改定された。

一戸建ては住宅建設全体の大部分を占めている。

米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)のデータによると、需要が多い30年固定住宅ローンの平均金利は9月の最終週に7.31%と2000年12月以来の高水準を付けた。

住宅ローン金利は、約16年ぶりの高水準に達した10年物国債の利回りと歩調を合わせて上昇している。これは景気の回復力を反映している面もある。

23年9月の5戸以上の集合住宅の着工戸数は17.1%増の38万3000戸だった。建設会社の信用アクセスへの低下や、建設中の集合住宅が大量にあるため、さらなる増加は抑えられる可能性が高い。

全体の住宅着工件数は7.0%増の135万8000戸。ロイターがまとめた市場予想は138万戸だった。

一戸建て住宅の建設許可件数は1.8%増の96万5000戸だった。

ロイター
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