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中国テンセント、自社開発AIモデルの社内テスト開始
中国のインターネットサービス大手、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)は3日、自社開発した人工知能(AI)モデル「Hunyuan」の社内テストを開始し、複数の社内サービス・製品に同モデルを統合しているとロイターに明らかにした。写真は上海で行われた世界人工知能大会。7月撮影。(2023年 ロイター/Aly Song)
[香港 3日 ロイター] - 中国のインターネットサービス大手、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)は3日、自社開発した人工知能(AI)モデル「Hunyuan」の社内テストを開始し、複数の社内サービス・製品に同モデルを統合しているとロイターに明らかにした。
テンセント・クラウド、テンセント・ミーティング、テンセント・ドキュメントといった製品に統合しているという。
「Hunyuanは完全に一から自社開発した大規模モデルであり、社内で応用テストの段階に入った」としている。
中国の規制当局は先月、生成AIに関する一連の暫定ルールを発表。テンセントやアリババなど国内ハイテク企業は認可を取得すれば、8月下旬にもAI機能を搭載した製品を展開できる。
テンセントは3日、ゲーム、広告、WeChat検索、フィンテックなどのサービスについても、Hunyuanのテストを進めていることを明らかにした。
「初期の効果は出ており、さらに多くの事業やアプリケーションが接続されつつある」としている。