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米小売売上高4月は前月比横ばい、ガソリン高騰で他支出にしわ寄せ

2024年05月16日(木)03時16分

米商務省が15日発表した4月の小売売上高(季節調整済み)は予想外に横ばいとなった。2023年4月撮影(2024年 ロイター/Mike Segar)

[ワシントン 15日 ロイター] - 米商務省が15日発表した4月の小売売上高(季節調整済み)は予想外に横ばいとなった。ガソリン価格の高騰で他の商品への支出が減り、消費の勢いが鈍化していることが示唆された。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.4%増だった。前年比では3.0%増加した。3月分は0.6%増(速報値0.7%増)に下方修正された。

自動車、ガソリン、建築資材、外食を除くコア小売売上高は0.3%減。3月分は1.0%増と、速報値の1.1%増からやや下方改定された。

需要が鈍化している上、4月が横ばいだった背景には、 米アマゾン・ドット・コムの春のプロモーションが3月の売上高を押し上げた反動もある。

オンライン売上高は4月に1.2%減少した。3月は2.5%急増していた。

サービス部門として小売統計に唯一含まれる飲食店は0.2%増加した。

ネーションワイドのエコノミスト、オーレン・クラッキン氏は「急激な景気後退の兆しというより、個人消費環境の軟化の始まりではないかとみている」と述べた。

ロイター
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