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印リライアンス、4-6月利益は予想下回る 主力の石油化学事業が低調

2023年07月24日(月)09時23分

 インド大手財閥リライアンス・インダストリーズが7月21日発表した第1・四半期(4―6月)決算は、連結利益が1601億1000万ルピー(19億5000万ドル)と、前年同期の1795億5000万ルピーから減少した。2016年3月、ムンバイの建設現場で撮影(2023年 ロイター/Shailesh Andrade)

[ベンガルール 21日 ロイター] - インド大手財閥リライアンス・インダストリーズが21日発表した第1・四半期(4―6月)決算は、連結利益が1601億1000万ルピー(19億5000万ドル)と、前年同期の1795億5000万ルピーから減少し、リフィニティブのデータに基づくアナリスト予想の1684億2000万ルピーも下回った。

主力の石油化学(O2C)事業が低調な需要や精製マージンの急縮小で打撃を受けたことが響いた。同社は小売りや通信、グリーンエネルギーなどの分野にも積極的に進出しているが、現時点ではまだO2Cが主な成長エンジンだ。

営業収入は5.4%減の2兆1100億ルピー。特にO2Cは17.7%の減収に見舞われた。

同社は「(O2Cの)需要は景気後退懸念や金利上昇を背景とした在庫圧縮の動きと、中国市場の上向きペースが想定より鈍かったことに影響された」と述べた。

投資家の注目は、分社化される金融サービス部門ジオ・フィナンシャル・サービシズ(JFS)上場の詳細を決める年次株主総会に集まっている。

ロイター
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