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銀行・信金の貸出平残、6月は+3.2% 残高が最高更新
7月10日、 日銀が発表した6月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平均残高は前年比3.2%増の603兆3615億円だった。写真は円紙幣。2010年8月撮影(2023年 ロイター/Yuriko Nakao)
[東京 10日 ロイター] - 日銀が10日に発表した6月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平均残高は前年比3.2%増の603兆3615億円だった。伸び率は2021年4月以来の大きさだった前月の3.4%を下回ったものの、残高は2000年1月以降で最高となった。不動産関連や原材料高、経済活動の改善に伴う資金需要が続いている。
業態別にみると、都銀等の貸出平残が3.4%増の240兆9003億円。大口の案件が見られた前年同月の反動で伸び率は5月の4.0%を下回った。地銀・第二地銀は3.6%増の285兆4927億円と1991年7月以降の最高を更新した。信金は1.0%増だった。
6月の預金平残は、都銀・地銀・第二地銀の3業態と信金の合計で前年比2.2%増の1041兆6851億円。
*日銀の発表資料は以下のURLをダブルクリックしてご覧下さい。
貸出・預金動向: http://www.boj.or.jp/statistics/dl/depo/kashi/kasi2306.pdf
(和田崇彦)