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銀行・信金の貸出平残、5月は前年比+3.4% 2021年4月以来の伸び
2023年06月08日(木)09時44分

6月8日、日銀が発表した5月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平均残高は前年比3.4%増の602兆3356億円となり、2021年4月以来の伸び率となった。写真は2017年撮影(2023年 ロイター/Thomas White)
[東京 8日 ロイター] - 日銀が8日に発表した5月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平均残高は前年比3.4%増の602兆3356億円となり、2021年4月以来の伸び率となった。不動産関連や原材料高、経済活動の改善に伴う資金需要が継続、都銀では大口のM&A(企業の合併・買収)関連貸し出しも見られた。
残高は2000年1月以降で最高となった前月の603兆1204億円をわずかに下回った。
業態別にみると、都銀等の貸出平残は4.0%増の240兆8908億円で今年2月以来の伸び率。地銀・第二地銀は3.6%増の284兆4855億円と1991年7月以降の最高を更新した。信金は1.1%増だった。
5月の預金平残は、都銀・地銀・第二地銀の3業態と信金の合計で前年比2.3%増の1039兆9331億円。
(和田崇彦)