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午後3時のドルは133円後半で小動き、日銀会合「無風」なら円安か

2023年04月27日(木)15時16分

 4月27日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準と変わらずの133円後半で取引されている。写真は米ドル紙幣。昨年7月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

[東京 27日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準と変わらずの133円後半で取引されている。植田和男総裁ら新日銀執行部が初めて開く金融政策決定会合の結果発表をあすに控え、積極的な売買は限られた。

ドルは朝方にいったん133円前半へ下落した後、午後にかけて切り返す展開。市場では、今回の会合で日銀が政策修正に動くと予想する声も一部にあり「会合前に(円売り)持ち高を圧縮する動きが出ていた」(外銀)ものの、一巡後は円が緩やかに売り戻された。

通貨オプション市場では、ドル/円の1週間物の予想変動率が13%台と、前週後半の7%近くから上昇が続いた。プットオプションとコールオプションの差を示すリスクリバーサルもさらに拡大し、日銀会合後の急速な円高に備える参加者が多いことを示している。

24日海外で8年3カ月ぶり高値をつけたスイスフランは150円前半、25日に8年4カ月ぶり高値をつけたユーロも147円後半と、前日の下げから切り返しに転じてきた。「日銀会合が無風であれば、上抜けが目立ち始めたクロス円の買いが勢いづく可能性がある」(FX関係者)との声も出ていた。

ドル/円   ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 133.66/68 1.1057/61 147.79/83

午前9時現在 133.45/47 1.1043/47 114.37/41

NY午後5時 133.66/67 1.1040/44 147.56/60

ロイター
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