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ECB、今月の0.5%利上げ「ほぼ確実な情勢」=ラガルド総裁

2023年03月05日(日)15時41分

 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、ユーロ圏のコアインフレ率は当面高止まりすると予想した上で、今月16日の理事会で50bpの利上げを実施することはますます確実になりつつあるとの見方を示した。昨年10月撮影(2023年 ロイター/Wolfgang Rattay)

[フランクフルト 5日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、ユーロ圏のコアインフレ率は当面高止まりすると予想した上で、今月16日の理事会で50ベーシスポイント(bp)の利上げを実施することはますます確実になりつつあるとの見方を示した。スペインのメディアに対して述べた。

ECBは昨年7月以降、既に合わせて3%ポイントの利上げを行っている。3月理事会でさらに0.5%ポイントの利上げを実施することを示唆しているが、投資家の間では最近、高インフレを背景により大幅な利上げを予想する声も聞かれる。

ラガルド氏は、50bp利上げは現在「非常に可能性が高い」と述べる一方、全体のインフレ率が向こう数カ月に低下した場合でも、コアインフレ率は不快なほどの高水準を維持する可能性があると警告した。

複数の政策当局者は最近、コアインフレ率が目標の2%に向けて下がり始めるまでは、ECBは利上げを続ける必要があると指摘している。コアインフレ率は先月、過去最高の5.6%に達している。

ラガルド氏は「インフレ率を2%に戻すために必要なあらゆる措置を取り続けなければならない」と述べた。また、ユーロ圏経済は懸念されていたよりも持ちこたえており、生産は昨年第4・四半期の停滞に近い状態から加速するはずだと語った。

ロイター
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