ニュース速報

ビジネス

ドイツ銀行、第4四半期は予想上回る大幅増益 3年連続の黒字

2023年02月02日(木)16時39分

 2月2日 ドイツ銀行が2日発表した第4・四半期決算は、予想を上回る大幅増益となった。写真はドイツ銀行本店。2020年9月、フランクフルトで撮影(2023年 ロイター/Ralph Orlowski)

[フランクフルト 2日 ロイター] - ドイツ銀行が2日発表した第4・四半期決算は、予想を上回る大幅増益となった。通期では3年連続の黒字。

金利上昇やトレーディング事業が寄与した。業界を揺るがした合併・買収(M&A)の低迷は圧迫要因となった。

株主帰属純利益は18億0300万ユーロ(19億9000万ドル)。前年同期は1億4500万ユーロ、市場予想は9億5100万ユーロだった。

これで10四半期連続の黒字。少なくとも過去10年で最長となった。

通期の利益は50億2500万ユーロ。前年は19億4000万ユーロ、市場予想は41億7400万ユーロだった。2007年以来の大幅な黒字となった。14億ユーロの税効果が寄与した。

有形株主資本利益率(RoTE)は9.4%。目標の8%を上回った。

クリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)は「われわれは過去3年半の間にドイツ銀行の変革に成功した」と述べた。

投資銀行部門の第4・四半期の収入は前年比12%減の17億ユーロ。予想は19億ユーロだった。オリジネーション・助言業務が71%の減収となった。

債券・通貨トレーディング部門の収入は27%増の15億ユーロ。市場予想の17億ユーロは下回った。

法人金融部門とリテール金融部門は、それぞれ30%、23%の増収。両部門の業績は長期にわたり、超低金利で低迷していた。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

英オクトパスエナジー、テック部門クラーケンを分離 

ビジネス

午前の日経平均は小幅続落、年末のポジション調整

ビジネス

中国航空会社2社、エアバス機購入計画発表 約82億

ワールド

コロンビア、26年最低賃金を約23%引き上げ イン
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と考える人が知らない事実
  • 2
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    「サイエンス少年ではなかった」 テニス漬けの学生…
  • 5
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 6
    「すでに気に入っている」...ジョージアの大臣が来日…
  • 7
    【銘柄】子会社が起訴された東京エレクトロン...それ…
  • 8
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 6
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 7
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 8
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 9
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 10
    素粒子では「宇宙の根源」に迫れない...理論物理学者…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 5
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中