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英買い物客の現金使用率、昨年は15% 前年から半減=小売協会
英小売協会(BRC)は9日、2021年に英国内の買い物に現金が使用された割合が15%と前年から半減するとともに、新型コロナウイルス禍前からは40%減少したと明らかにした。写真は2022年5月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)
[ロンドン 9日 ロイター] - 英小売協会(BRC)は9日、2021年に英国内の買い物に現金が使用された割合が15%と前年から半減するとともに、新型コロナウイルス禍前からは40%減少したと明らかにした。
BRCは、コロナ禍で政府が非接触を推奨したことや、オンラインショッピングの急増が現金離れを加速させたと分析した。
支払い方法別では、デビットカードの割合が全体の67%で前年の54%から上昇。クレジットカードは14%から15%になった。
昨年の小売り店での現金による支払いは8%だった。
BRCは、現金は使用減少で取り扱いコストが上昇していると指摘し、今後も買い物客にとって実用的であり続けるよう政府に措置の強化を求めた。
政府は5月、540万人の成人が現金支払いに大きく依存しているとして、支払い手段として今後も可能とする確実な措置を銀行に指示した。
またBRCは、決済業者による手数料増額を監督当局が調査期間中に制限し、一定の手数料を禁止するよう政府に求めた。