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EXCLUSIVE-破産申請のFTX、少なくとも顧客資金10億ドルが不明に=関係筋

2022年11月12日(土)14時54分

 関係者の話によると、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を11日に申請した暗号資産(仮想通貨)交換業者FTXから、少なくとも10億ドルの顧客資金が消失している。10日撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

[ニューヨーク 11日 ロイター] - 事情に詳しい2人の関係者の話によると、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を11日に申請した暗号資産(仮想通貨)交換業者FTXから、少なくとも10億ドルの顧客資金が消失している。

関係者らはロイターに対して、サム・バンクマンフリード最高経営責任者(CEO)が、FTXから同氏が個人保有する投資会社アラメダ・リサーチに、100億ドルの顧客資金を密かに移したと指摘した。

このうちかなりの資金がその後消失。ある関係者は、不明になっているのは約17億ドルとし、別の筋は10億─20億ドルとしている。

FTXが顧客資金をアラメダに移動させたことは既に知られているが、不明になっている金額についてはこれまで報じられていなかった。

バンクマンフリード氏はロイターへのテキストメッセージで、100億ドルの移動に関する「説明に同意しない」とした上で、「密かに移したわけではない」としたが、これ以上の詳しい説明はしなかった。

ロイター
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