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塩野義の新型コロナ飲み薬、第3相パートで有意な効果確認
2022年09月28日(水)12時28分
塩野義製薬は28日、飲み薬タイプの新型コロナウイルス治療薬「ゾコーバ」(エンシトレルビル フマル酸)について、第2/3相臨床試験の第3相パートで有意な効果が確認され、主要目的を達成したと発表した。写真は都内で2021年6月撮影(2022年 ロイター/David Mareuil)
[東京 28日 ロイター] - 塩野義製薬は28日、飲み薬タイプの新型コロナウイルス治療薬「ゾコーバ」(エンシトレルビル フマル酸)について、第2/3相臨床試験の第3相パートで有意な効果が確認され、主要目的を達成したと発表した
軽症・中等症患者を対象とした試験で、対象患者集団で症状が消失するまでの時間が短縮されたほか、3回投与後におけるウイルスRNA量を有意に減少させ、優れた抗ウイルス効果を確認したという。
同薬は今年7月に行われた厚生労働省の薬事・食品衛生審議会で緊急承認制度の下での審議が行われ、継続審議となっていた。塩野義は今回の結果を厚労省などに伝えているという。
塩野義は、ゾコーバが薬事承認されれば、日本政府に約100万人分を販売することで基本合意している。
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